受験スケジュール
ファイナンシャルプランナー(FP)の試験は、毎年3回行われます。行政書士や社会保険労務士試験などは年1回なので、それに比べると、受験しやすいですよね。まずは、受験スケジュールから見てみましょう。
試験実施日
- 毎年5月下旬
- 9月初旬
- 1月下旬
いずれも日曜日ですから、平日お勤めの人でも、会社を休まずに試験に行くことができますね。
国家資格として年に3回も受験のチャンスがある資格は、なかなか珍しいのではないでしょうか? そういった意味で比較的挑戦しやすいのが、FP試験の魅力です。
ただし、1級の試験だけは、9月と1月の年2回です。
また、金融財政事情研究会の行う2級技能検定の実技試験は、科目によって1年に1~2回しか行われないものもあります。「中小事業主資産相談業務」や「損保顧客資産相談業務」といった科目は、毎回行われているものではないので、これらの科目を受験したい人は、事前に日程を調べて確認しておいた方がよいですね。
受験地
全国47都道府県で実施。
受験申請書入手方法・配布場所
日本FP協会、全国契約書店、認定教育機関にて入手可能
受験申請期間
5月の試験⇒3~4月
9月の試験⇒7月中
1月の試験⇒11月中
受験手数料
学科と実技8,700円
学科のみ4,200円
実技のみ4,500円
結果発表
5月の試験⇒7月初旬
9月の試験⇒10月下旬
1月の試験⇒3月初旬
各受験者に、試験結果と合否判定が郵送されます。合否はインターネットで見ることもできますよ。
成績表の点数を見ると、やっぱり自分の弱点がわかります。自信があった科目なのに案外点数が取れていなかったり、逆に全然だめだと思っていた科目が高得点がとれていてびっくりしたりするものですよね。
でも、もし不合格でも、次回の受験対策が立てやすくなるから、成績表をよく見ておくのも、いいんじゃないでしょうか?
ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得するには、一般的に6ヶ月~12ヶ月以上はかかるといわれています。
試験概要
出題形式
学科試験⇒筆記(マークシート形式) 60問
実技試験⇒筆記(記述式) 40問
※記述式といっても長い文章を書かせるものではなく、選択肢の中から言葉を選んだり、数字を記入する程度ものです。
合格基準
学科⇒60満点中36点以上
実技⇒100点満点中60点以上
FP試験の合格基準は、例年、各級「全体の60%の得点率」となっています。
100点満点中60点取れれば合格です。
一般的に、「国家資格の合格基準は70%が目安」と言われますから、合格基準が若干低いFP試験はチャンレンジしやすい資格であると言えるでしょう。
ただし、この60%の合格基準を甘く見てはいけません。問われる内容は多岐に渡る出題範囲の中からランダムにピックアップされるわけですから、合格を目指すためには全範囲について、まんべんなく知識を網羅している必要があります。
試験科目
【学科試験】
- ライフプランニングと資金計画 (10問)
- リスク管理 (10問)
- 金融資産運用設計 (10問)
- タックスプランニング (10問)
- 不動産 (10問)
- 相続・事業承継 (10問)
【実技試験】
- FP総論 (2問)
- 金融資産運用設計 (4問)
- 不動産 (3問)
- リスク管理 (4問)
- タックスプランニング (3問)
- 相続事業・承継 (3問)
- ライフプランニング・総合問題 (21問)
注意:1級だけは、学科試験が丸一日かかります。午前中が学科試験の基礎編、午後が学科試験の応用編になります。1級の実技試験は、6月と2月に行われています。
受験が決まったら、日本FP協会に詳細を確認してくださいね。
詳しくは主催者のホームページへ
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