ファイナンシャルプランナー2級取得に必要な勉強時間は、どのくらいでしょうか?
独学なら6カ月・通学、通信なら3~6カ月
もちろん個人差はありますが、3級に受かってから「独学」で2級を目指す場合は約200時間、実務経験のある人なら約150時間といわれています。独学の場合は、毎日2時間の勉強時間を確保し、試験の6カ月前から始めれば計画的に取り組むことができるでしょう。
「通学」や「通信教育」を利用した場合は、効果的に学習ができるため、一般的に3カ月~6カ月と学習時間を短縮できるといわれています。
合格の決め手は「スキマ時間」
社会人や主婦にとって、1日2時間のまとまった学習時間を確保するのはなかなか難しいものですよね。「ええ、毎日2時間も? 無理だよ~」という声が聞こえてきそうです。
でも、通勤・通学時間、家事の合間などの“スキマ時間”をうまく活用すれば、それほど難しいものではありません。
通勤時間、移動時間、トイレの中、お昼休み、待ち合わせ時間、レジでの待ち時間……。ちょっとした空き時間を使えば、2時間は意外と楽に捻出できます。そのためにも、常にテキストを持ち歩き、さらに自宅ではトイレの壁やキッチンの壁など、目につきやすい場所に暗記したいものを貼っておくと効果的です。
FP2級~独学の勉強法~
まず参考書を読破し(インプット)、その後「実技問題集」「学科問題集」の順に問題を一通り解きましょう(アウトプット)。インプットは50~100時間、アウトプットは100時間を目安とするとよいでしょう。参考書は、とにかくどんどん読みましょう。
この段階で完璧に暗記する必要はありません。
「参考書」を読んだら、次は「実技問題集」。できなかった問題は回答を見てもいいので、必ず自力で解きます。不安な問題にはチェックを入れて、どんどん解きます。実技が終わったら次は「学科問題集」。こちらも実技問題集と同じ要領でどんどん解きます。
問題集を全て解き終わったら、チェックを入れた不安な問題、解けなかった問題に再挑戦します。これを、問題をマスターするまでひたすら繰り返します。そして、試験1週間前は、本番と同じ時間設定で過去問をやります。最低でも直近3回分の過去問を解くことで、時間の配分や自分のペースが見えてくるはずです。
FP2級 ~通学、通信の勉強法~
効率的に学習できる「通学」や「通信教育」の場合は、スキマ時間を「復習」にあてることで、合格率が一気に高まります。
復習しないで放っておくと、テキストに書き込んだことが、何のことか分からないことに……。記憶が確かなうちに復習することで、無駄のない効果的な学習ができます。通学・通信の場合も、試験直前には、過去問学習に集中できるようにしておきましょう。